去年、初めてJr.大賞というものに参加した。
Jr.大賞とは、集英社から出版されているアイドル誌『Myojo』の企画のことで、
『ダンスがカッコいい』『ペットにしたい』『総理大臣になってほしい』など、
様々な部門が設けられ、読者の投票によってランキングがつけられる。
その中でも花形の部門が『恋人にしたいJr.』。
歴代のJr.でこの部門の第1位に輝いた人達の多くは、デビューという道を歩むことになった。
歴代の『恋人にしたいJr.』部門第1位は以下の通りである。(敬称略)
1997年…小原裕貴
1998年…滝沢秀明
1999年…相葉雅紀
2000年…山下智久
2001年…山下智久
2002年…山下智久
2003年…亀梨和也
2004年…赤西仁
2005年…赤西仁
2006年…赤西仁
2007年…八乙女光
2008年…山田涼介
2009年…橋本良亮
2010年…中山優馬
2011年…中島健人
2012年…中島健人
2013年…松村北斗
2014年…岩橋玄樹
2015年…岩橋玄樹
2016年…岩橋玄樹
2017年…岩橋玄樹
2018年…岩橋玄樹
2019年…西畑大吾
今回挙げた中では、小原裕貴さんと西畑大吾くん以外、全員デビューを果たしている。錚々たる面々が並んでいるのは言うまでもない。
私がジャニーズのアイドルを好きになったきっかけは2007年に連続ドラマ『探偵学園Q』に出演していた山田涼介さんだ。好きになった当時はジャニーズJr.だったが、『探偵学園Q』の放送終了後すぐにデビューしていたので、今までJr.大賞というものに関わることがなかった。
2018年の3月にJr.dexに出演していた宮近海斗さんが紡ぐ言葉と頭の回転の速さに感動して、気づいたら少年倶楽部を観てTravis Japanのパフォーマンスに目を奪われて、横浜アリーナのチケットを譲ってもらっていた私にとって、去年のJr.大賞は未知なる世界のものだった。
10月末になると、何やらフォロワーさんたちが騒がしい。意気込んでMyojoを買いに走られていた。
Myojoを読み、TwitterのTLを見ていると、Jr.大賞初心者の私でも、今回(昨年度)のJr.大賞で押さえておくべきポイントがいくつか分かってきた。
Twitterは本当に学びの多いツールだと思う…。(フォロワーさん、いつもありがとうございます!)
・Jr.大賞2019は、キンプリが抜けた後初めての開催となり、大混戦が予想されること。(上位5位以内にはキンプリの4人が入っていて、5位が唯一キンプリ外からのランクインを果たした西畑くんだった)
・Jr.大賞2018で『恋人にしたいJr.』第1位に輝いた岩橋くんは、5年もの間その座を守り続けた絶対王者だったこと。
・Jr.本人が1位を獲りたい部門を1つ選び誌面で選挙演説をしていること。
・歴代の『恋人にしたい』部門第1位に輝いた人の多くがデビューしている企画であること。
このくらいの知識を得れば、Jr.大賞がファンにとってもJr.本人にとっても、 どれほど重要なものなのか分かる。
そして今年はTravis Japanにとって勝負の年と言える年だ。
現時点では『虎者』が決まっていて、WiNK UPの表紙を飾ったり、テレジョンやテレガイの表紙を飾ることも決まっているけれど、今年は冬の帝劇にも出演しないことが発表されていて、
その先のお仕事の発表は未だない。
ただ解禁されていないだけかもしれない。
でも、コンスタントにお仕事がある保証もない。
しかも昨年Jr.大賞で軒並み高順位を獲得していたなにわ男子や後輩のHi Hi Jets、美少年の担当の方が今年もJr.大賞に熱を入れるだろうことは、優に想像がつく。
昨年トラジャからランクインしたのは松倉海斗さん(20位)と松田元太さん(19位)の2人だった。
今年は「松松担さんはすごいな、こういう方たちが2人をずっと支え続けてきたんだな」とか「Myojoは読者の年齢層も低いし、兄組はどうしても不利」とか、そういう言い訳に甘えたくない。
夏にあんなに必死で粘って頑張って30秒の動画を100万回再生まで押し上げたトラジャ担にならきっとできると思いたい。
HollywoodでショーをするTravis Japanをこの目で見るという夢を、絶対に諦めたくない。
でも、「普段はMyojoを買っていないけどJr.大賞に投票してみようかな」と考えているトラジャ担さんや「今年トラジャのファンになった」「Jr.大賞で投票するのが初めて」というトラジャ担さんにとってはかなりハードルが高いと思うので、昨年参加してみて個人的に感じたことを、Jr.大賞の注意事項として書き出していきたいと思う。
彼を知り、己を知れば、百戦して危うからず…!
敵と味方のことをよく知っておけば、勝てない戦はない!
【Jr.大賞注意事項】
(1)Myojoを買おう
社会人トラジャ担の皆さんに声を大にして言いたい。社会人がMyojoを買うことは恥ずかしいことじゃない!!!!!!!…と言っても本屋さんでレジに持って行くの恥ずかしいですよね。分かります。だって小中学生も読んでいる雑誌なんだもん。というかメインターゲットは完全に学生ですし。私も「妹の代わりに買って帰るんですよ!私が読むのはこっちの小説ですからあ!!」ヅラをしてレジに行くことが多いです。でも、アイドルが載っている雑誌って限られてるし、社会人向けの大人っぽいMyojoみたいなの作ってほしいと思うけど現状ないし。Jr.大賞が企画されているのはMyojoだし。Myojoを買わないとJr.大賞には投票できません。そしたらMyojoを買うしかない。でも買えばTravis Japanが見られたり近況が知れたり癒しをくれる南の国のリゾートのような本です。
まずは買ってみることから、始めてみませんか…!
(2)考えることと書くことが多い
Jr.大賞2019の部門は50個あり、全てに一言コメントを添えることが求められていた。その書く分量の多さに、まず書き始めることが億劫になるトラジャ担さんは少なくないと思う。私は文章を書くこと自体は嫌いではなかったけれど、コメントの文面もちゃんと考えたいタイプだったので、書き出すのがまあ遅かった。本当に遅かった。
現場で見ているとトラジャ担さんには社会人の方も多い気がするのですけど、社会人って起床→出社→退社→お風呂とか夜ご飯とか家事する→テレビ・ラジオのリアタイしたり雑誌読んだりとらちゅーぶ観たり好きなことする→Twitterする(Twitterする?)→就寝、という自分のリズムが出来上がっていると思うんですよね。そこからJr.大賞を書くための時間を捻出しないといけない。もちろんお休みの日に書くという手も全然あると思います。でも休みは休みで忙しい。社会人は書き出すことすら難しいと思う。もちろん学生さんも忙しい方はたくさんいらっしゃると思います。
去年の私はどうしたかと言うと、結局〆切日当日に丸ビルのHARBSで書き上げて、JPタワーの中央郵便局でやっとこさ投函するという体たらく…。大きい郵便局のゆうゆう窓口だから遅くまでやっててありがたかった。
でも、一言コメントって本当に簡潔でいいし、それをあれこれ熟慮して本当ならもう1票入れられたものが間に合わなくなってしまうくらいなら、「ダンスがかっこいいJr.」だったら「オースティンのライブ動画がバズってた!」とか今ポンと出てくる一言を書けばそれでいい。
かっこいいことを無理に書こうとしなくても。いくらオリジナリティー溢れる気の利いたコメントを書いても1票の重さは変わらない。ツンプル is best.
肩の力を抜いてナチュラルにトラジャに1票を入れたい。
(3)意外と短い投票期間
12月号で投票を開始して、4月号でJr.大賞を発表する。
そう聞くと、投票期間がたっぷりあるように聞こえるけれど、その期間には集計期間も含まれるので、実は10月下旬の発売日から12月上旬頃までで、1ヶ月半しかない。
1ヶ月半と言えばサマパラのオーラスからオースティンよりも短いのだ。サマパラからオースティン、あっという間に感じませんでしたか…?あれよりも短い期間なのである。しかも今回は虎者の公演期間とまるっと重なっている。虎者を観劇してJr.大賞のモチベーションが上がることはメリットと言えるけれど、中には遠征をしたりする方もいらっしゃるだろうし、そもそも観劇に時間を割くトラジャ担が多い期間なわけで。虎者をJr.大賞のモチベーションに昇華できるかどうかが、今回のトラジャ担の頑張りどころな気がしている。
(4)Travis Japanの謙虚さ
Travis Japanの謙虚さを忘れない気品のある高貴なところが私は大好きだ。だからトラジャのパフォーマンスは観る度に進化して深化していくんだろうなって思うから。前よりも今。今よりも未来。もっと上がある。トラジャはそう思わせてくれる。謙虚であることは社会人として、その前に1人の人間として、大切なことだと思う。でも、こういう自分からのアピールが必要な、かつ他のJr.も沢山アピールしている企画で、謙虚さは時に仇となる…可能性がある。たとえば今年3月の~ぷれぜんと~からトラジャのファンになった方がいたとする。その方は初めてJr.大賞という文化に触れる。自担がwebや雑誌で触れていたら、「この人にとってこの企画は重要なのだ」と気づくキッカケになって、1票を投じることになるかもしれない。でも自担がJr.大賞について特に何も話していなかったらどうだろうか。Myojoで大々的に取り上げられている時は頭にあるかもしれないけど、そのうち他の様々な情報に流されて、頭の隅から抜け落ちてしまって、気づいたら〆切日を迎えていた…という事態になるかもしれない。
中村海人さんは誌面で『恋人にしたい』部門について触れたり、しめちゃんはしめまるでそれに触れたりしていた。そんな中で、自担の宮近くんは、『恋人にしたい』部門について最後まで触れることはなかった。
宮近くんは、自分の振り付けた曲では見せ場を他のメンバー達に譲り、自分のソロ曲では「僕の相棒たちです」と言ってメンバーを紹介し、表紙の雑誌も「よかったら記念に買ってください」と遠慮がちで、8.8のことについてもファンに対して「ネガティブな感情は感じなくていい」「幸せな感情を届けるのが使命」と言ってくれるような、ファンにこうしてくれ!とは言えない人だと分かっている。そういうことが分かっている宮近担は、宮近くんが口に出さなくても投票すると思う。でもオースティンのライブで宮近くんのことが気になった人は?宮近くんがそういう性格だと知らない人は?宮近くんが言わなかったら、きっと気づかないままだ。
ファンが100回言うよりも、宮近くんが1回言った方が伝わるんだよ。
夏の虎者特報100万回も、初日だけ言われて終わっていたら、多分達成できなかったと思う。中村海人さんが弱気になりながらも強い覚悟で何度も何度も必死になって伝えてくれたから、100万回に届いたらTravis Japanの未来が変わるのかもしれないと思わせてくれたから、Travis Japanに最高で最強のぷれぜんとが贈れたのだと思う。
宮近くんのそういうところが好きだけど、今回ばかりはファンに頼ってほしいなと思ってしまったりする。
去年の誌面選挙演説で、トラジャは誰一人として自信のある部門に『恋人にしたい』部門を挙げていなかった。みんながそういうことを言わない人たち。今年はまだ誌面を読んでいないから分からないけれど。そういうことを言わないトラジャに、去年は獲れなかったものを絶対掴み取ってほしい。
初めてJr.大賞に参加するトラジャ担の皆さまへ。
一言コメントは気の利いた言葉じゃなくて大丈夫です。たった一言、「世界一かっこいいから」「誰が見てもポメラニアンだから」とかで大丈夫です!
投票〆切まで意外と時間がありません。寝る前、友達と待ち合わせの前、時間を見つけて書いていきましょう。
トラジャは「『恋人にしたい』に入れてね」って口に出して言ってくれることが多くないかもしれません。
でも、そのランキングに入ることで得られるものが絶対にあります。
大好きな自担とTravis Japanの未来に、どうか1票を…。